有明海漁民・市民ネットワーク(HP仮オープン中)

緊急シンポジウム「開門調査から見える有明海の未来」

 有明海異変と言われる漁業環境の変化が顕在化したノリ大不作から16年。長期にわたる有明海の漁業不振は一層深刻化し、漁民の生活は困窮を極めています。諫早湾の開門を求める漁民の願いを受けて、ノリ第三者委員会の開門調査を求める見解(2001年)が出され、さらに漁業被害と諫早湾干拓事業との因果関係を認めて開門を命じた判決(2010年)が確定しましたが、国はこれを執拗に拒み続けています。有明海異変への対策を審議する有明海・八代海等総合調査評価委員会では、開門調査に対する主体的な検討が行われておらず、また一部の研究機関では開門調査について否定的な方向性も見られます。小長井大浦訴訟控訴審では、今年9月、農水省自身が実施した環境アセスメント調査や国側の調査機関の報告に沿って、開門請求を棄却する判決が出され、長崎県もこうした報告を根拠に開門反対の立場で広報を行っています。
 このように開門調査の実施が迷走するなか、改めて有明海異変と諫早湾干拓事業の因果関係について考え、開門調査の意義について確認することが必要ではないかと考えます。本シンポジウムでは、最新の調査研究から開門調査の必要性と可能性を探り、有明海再生への道筋を考えます。

日 時:2015年12月12日(土)13:30〜17:00
会 場:佐賀市民会館 大会議室
      佐賀市水ヶ江1-2-20
      佐賀駅南口から徒歩約30分(2.0km)
      佐賀駅バスセンター発→
        佐嘉神社前下車徒歩2分
主 催:諫早湾開門研究者会議
     有明海漁民・市民ネットワーク
資料代:500円

《プログラム》
開門問題に関するイントロダクション
  陣内隆之(有明海漁民・市民ネットワーク事務局)
調整池造成が有明海異変の根幹─海水導入で干潟と漁業の回復─
  佐々木克之(元水産庁水産研究所室長)
海底が語る有明海異変のメカニズムと諫早湾干拓事業の関係
  堤 裕昭(熊本県立大学教授)
諫早湾調整池でおこっていること
  高橋 徹(熊本保健科学大学教授)
有明海漁民を交えた「開門問題Q&A」

《お問い合わせ》
有明海漁民・市民ネットワーク(東京事務局)
TEL/FAX 03-3986-6490 Eメール ph@ariake-gyomin.net
ホームページ http://www.ariake-gyomin.net

★チラシのPDFファイルはこちらです。

★佐賀市民会館へのアクセス
佐賀駅南口から徒歩約30分(2.0km)
佐賀駅バスセンター発→佐嘉神社前下車徒歩2分
・3番のりば(佐賀市営バス)
   県庁前佐嘉神社前行[2]、諸富橋行[20][21]
   犬井道行[23]、蓮池・橋津行[29]
・4番のりば(佐賀市営バス)
   相応行[11]、東与賀行[12]
・5番のりば(祐徳バス)
   武雄温泉行、祐徳神社行
・7番のりば(昭和バス)
    多久・小城行
※佐賀文化会館(佐賀駅北側)と間違えないようにご注意ください。
※佐賀市民会館の駐車場が満車の際は、佐嘉神社周辺の駐車場をご利用ください。