佐賀県有明海沿岸の防災対策

山手の水を受け止める佐賀導水

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佐賀県有明海沿岸の防災対策 見出し

 佐賀平野の背後には背振山地があり,ここから出る水が低地に流れ込み,浸水をひどくしています.そこで建設省が筑後川と嘉瀬川を23kmの導水管(一部は水路)でつなぎ,山から流れてくる川の水を排水機場で導水管に流し込んで,嘉瀬川などに放水するという事業です(他に佐賀市内の河川の日常の流量や水質の維持という目的もあります).

導水管の実物

 直径3mの管が2本埋設されています.巨勢調整池の近くに実物が展示されています.

 

導水管上の道路

導水管の地上部は道路として整備され,事実上,佐賀平野の新たな幹線道となっています.

 

 この資料を作成するにあたっては,1998年秋の現地調査をはじめ,多くの方のご協力を頂きました.


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長崎自然史仮想博物館 制作・著作 布袋 厚 1998・2000年