2015年10月21日
報道関係各位
『福岡高裁による諫早湾「開門」和解協議勧告を歓迎し農水省および長崎県に速やかな協議の開始を求める環境団体声明』の発表について
有明海漁民・市民ネットワーク 事務局長 菅波 完
E-mail:sugenami@nifty.com Tel:070-5074-5985
2015年10月5日、福岡高裁は、諫早湾干拓事業の「開門」確定判決の間接強制に関わる請求異議訴訟において、当事者である国(農水省)と漁業者の双方に対し、和解のための協議の場につくことを勧告しました。今回の勧告は、福岡高裁が、農水省に対し「開門」への協議に応じることを強く求めたものです。
これに対し、有明海漁民・市民ネットワークおよびWWFジャパン、日本野鳥の会、日本自然保護協会、ラムサール・ネットワーク日本の5団体は、本日、共同で標記の声明を発表いたします。これについて、下記の通り、記者会見等の予定をお知らせしますので取材・報道をお願いします。
私たちは、今回の勧告を心から歓迎するとともに、ここで提起された協議の場において、諫早湾干拓事業をめぐり、不本意な対立の構図におかれてきた漁業者、農業者などの利害関係者が一堂に会し、率直かつ真剣に話し合うことを通じて、農業・漁業・防災の共存を目指す本当の意味での有明海沿岸地域の「再生」に向けた第一歩が踏み出されることを強く期待するものです。
記
1.農水省への提出 10月21日(水)
午後1時頃に、有明海漁民・市民ネットワークおよびラムサール・ネットワーク日本のメンバーが、農水省農村振興局農地資源課の担当者に手渡します。
2.農政記者クラブでの記者会見 10月21日(水)
午後2時より、農水省本館3階農政記者クラブにて記者会見を行います。
説明者:有明海漁民市民ネットワーク
事務局長 菅波 完
ラムサール・ネットワーク日本
共同代表 柏木 実、
理事 花輪伸一
なお、この記者会見と同時に、有明海沿岸4県(福岡県、長崎県、佐賀県、熊本県)の
記者クラブに、声明文をFaxで送信します。また、参考資料を含めたPDFファイルを
http://www.ariake-gyomin.net/info/151021wakai-shiryou.pdf にアップします。
3.長崎県への提出 10月22日(木)
午前10時に、長崎県庁第3別館 第一会議室にて 諫早湾干拓課の担当者に手渡します。
参加者:有明海漁民・市民ネットワーク
副代表 中田猶喜
事務局長 菅波 完
世話人 時津良治
以 上