埋津流域の洪水シミュレーション1999年

諫早湾の目次
貯留関数法の説明=流量の計算法
流量観測の方法

 流入係数は降った雨のうち,地下に浸透せずに地表にとどまり,洪水に関与する分の割合です.

 相関係数は貯留関数法が現実に合っているかどうかを表わしていると考えてください(相関係数が1ならば完全に合っている,0ならば全く違う).相関係数を計算するときはlog10Qの値とlog10Sの値を使用します(Qは流出量,Sは貯留量).実際には表計算ソフト(Microsoft Excelを使用)でグラフを作るとき相関係数が自動的に計算されます.

 グラフでは青線がシミュレーション結果,赤線が実際の流量に相当します.

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流入係数=1.09
相関係数=0.986

 降水量のピークが鋭いので,1時間刻みのシミュレーションには限界があり,実際の流量よりも過大な結果が出ました.

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長崎自然史仮想博物館 制作・著作 布袋 厚 2000年