大浦検潮所

諫早湾の目次

 大浦検潮所は気象庁所管の潮位観測所で,佐賀県有明海沿岸にあります.場所は長崎県との県境近くの漁港です.このあたりは干潟の発達がわるく,干潮時でも干上がらないため,潮位の観測に適しています.

 観測データを調べたところ,大浦の潮位は,諫早湾の潮受堤防(締切堤防)の潮位とほとんど同じであることがわかっています.

 潮受堤防では潮位計が排水門の近くにあるため,洪水時には調整池の水が押し出されて,干潮時に見かけの潮位を上昇させます.このため,諫早湾の真の潮位としては,かえって大浦の潮位のほうが適当だといえるほどです.

流量・水位と有明海潮位の関係検証法


このページを含む<諫早湾と防災>閉鎖保存版は有明海漁民・市民ネットワーク事務局が著作者から全面的な管理を委ねられ、独自に複製・配布・公開しています。著作者は諫早湾の問題からは手を引いており、質問等は受け付けていません。

http://www.fsinet.or.jp/~hoteia 制作・著作 布袋 厚 1999年