有明海漁民・市民ネットワーク

2025年 有明海奥部潮流調査報告会

 有明海漁民・市民ネットワークでは、2025年8月24日に有明海奥部と諫早湾で潮流調査を実施しました。その報告会を10月18日に福岡県柳川市で開催します。

 この潮流調査は熊本県立大学学長・堤裕昭さんの指導のもと、地元漁業者の協力を得て行いました。堤さんは、諫早湾干拓事業の潮受け堤防の閉め切りによって、諫早湾や有明海奥部の潮流が変化し、赤潮や貧酸素水塊が頻発するようになったと指摘しています。今回の調査は、堤防閉め切り後の潮流の変化を、過去のデータと比較して明らかにするために実施したものです。

10月18日の報告会では、堤さんから調査結果の報告とともに、潮流の変化と赤潮発生のメカニズムについて解説していただきます。また、有明海漁民・市民ネットワークのメンバーが諫早湾調整池からの排水の問題などについて説明します。質疑応答の時間も設け、参加者の皆さんと意見交換も行う予定です。当日はZoomによるオンライン参加も可能です。みなさま、ぜひご参加ください。

●日 時:2025年10月18日(土)15時〜17時
●場 所:柳川市大和漁村センター(中島コミュニティセンター)2階 大研修室       福岡県柳川市大和町中島386番地 TEL 0944-76-08614
      (西鉄中島駅から徒歩15分)※会場案内パンフレット
●参加費:無料
●主 催:有明海漁民・市民ネットワーク(漁民ネット)
●お問い合わせ
     漁民ネット事務局 TEL 03-3986-6490 
     Eメール ph☆ariake-gyomin.net(☆印は@に置換)
     または TEL 090-8462-4211(吉川)

●Zoom参加ご希望の方は、以下のURLからお申し込みください。
 申込締切:10月17日(金)22時(会場参加の方は申し込み不要です)
 https://forms.gle/qFkKtgcdaRW9vMf66

【参考】堤裕昭さんによる一般向けの解説文「有明海では,起きるはずのない「赤潮頻発」がなぜ起きてしまうのか? その理由を考える」
https://www.ariake-gyomin.net/info/230210tsutsumi.pdf