1999年7月23日諫早市埋津橋付近の浸水図

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1999年7月23日の集中豪雨
1999年7月23日集中豪雨による浸水

　この浸水実績図は道路側溝天端から浸水痕跡までの高さを実測して作成しました．ただし，家屋敷地の地盤が道路面と異なっており，隣接敷地と連続しているような場合は地盤からの高さを計測した例もあります．これらをもとに現地で地形を考慮して50cm間隔で色分けしました．
　色分けの凡例
桃　　　 0- 50cm
黄　　　 50-100cm
黄緑　 100-150cm
青　　　150-200cm
地図は2500分の1『諫早市基本図69-47』を使用しました．

　この地域は本明川支流半造川（はんぞうがわ）が増水して周囲の地盤高を超えたため，半造川への排水ができず，低いところに水がたまり浸水しました．地図中央右側の●印は建設省の埋津水位流量観測所です．ここでの最大水位は建設省の記者発表資料によれば，+5.95m（東京湾平均海面を基準）で，左岸（川の北側）の地盤高（標高3-5m程度）を超えています．
　半造川左岸は本明川本流と半造川の間にはさまれた仲沖（なかおき）内水域と呼ばれる低地です．本明川本流沿いに建設省の仲沖救急排水機場と諫早市の田井原第1排水機場があり，排水機場の近くでは明らかな効果が認められましたが，そこから離れた半造川沿いで浸水が起こってしまいました（半造川沿いにも数箇所の排水機場がありますがいずれも小規模です）．

このページを含む＜諫早湾と防災＞閉鎖保存版は有明海漁民・市民ネットワーク事務局が著作者から全面的な管理を委ねられ、独自に複製・配布・公開しています。著作者は諫早湾の問題からは手を引いており、質問等は受け付けていません。