2日7時まで 流入係数=0.91 相関係数=0.967
2日8時から 流入係数=0.92 相関係数=0.978
実測値(■)と水位から推定した流量がうまく合わないのは,流量観測時刻の1時間未満の端数が切り捨てられ,図上で左にずれていること,水位から推定した流量が1時間ごとなので細かい変化が捉えられていないことが原因と考えられます.
降水量の変化が激しく,ピークが鋭いため,その前後でシミュレーション結果(1時間刻みで計算)が実際の流量変化とうまく合いません.しかし,線の折れ曲がり方は再現されており,また,減水期にはかなり一致しているようです.
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流入係数=1.77 相関係数=0.993
台風の接近に伴う雨です.1991年6月30日と同様に実測値(■)と水位から推定した流量がずれています.また流入係数が1.77とかなり大きく,強風のため降水量(雨量)が小さめに観測されている可能性があります.そうしたことが影響してか,シミュレーション結果が実際の流量変化にうまく合わないようです.
雨量データはそれほど精密でなく,1割程度の誤差は珍しくありません.誤差の原因としては,風が強いと一度雨量計に入りかけた雨粒が風によって吸い出され,外に出てしまい,雨量が目減りします.実験によれば,受水口の高さが1mの場合,風速4m/sで1割,6m/sで2割,12m/sで5割も少なくなるということです(大田正次・篠原武次 編著 『実地応用のための気象観測技術』を参考にしました).また台風のときは周辺の建物や樹木などが障害物になります.
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14日21時まで 流入係数=0.73 相関係数=0.991
14日22時から 流入係数=0.86 相関係数=0.993
12日から14日まで長時間にわたる降水量と流量の変化に対して,ひとつの関係式を当てはめているために,無理が生じて,細部ではシミュレーション結果が実際の流量変化にうまく合わないようです.しかし,大局的に見るとおおむね一致しています.
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流入係数=0.85 相関係数=0.994
降水量変化がなだらかなためか,シミュレーション結果が実際の流量変化をよく再現しています.これは他の日の例に比べた相関係数の高さにも現れています.
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流入係数=0.43 相関係数=0.995
1993年7月と同様に降水量変化がなだらかで,シミュレーション結果が実際の流量変化をよく再現しています.流量そのものが小さいことも関係しています.
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2日11時まで |
流入係数=0.78 相関係数=0.992 |
2日12時から4日18時まで |
流入係数=1.01 相関係数=0.904 |
4日19時から |
流入係数=1.43 相関係数=0.978 |
長期間にわたるため,流入係数が変わっています.降水量が激しく変化しており,細部には無理が現れています.とくに最後のあたりでうまく適合しません.しかし全体的に,上下の変動の様子がかなり再現されています.
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流入係数=0.93 相関係数=0.985
実測値(■)と水位から推定した流量およびシミュレーション結果は細部の違いがあるものの,おおむね一致しています.
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流入係数=0.71 相関係数=0.980
最後のピークの部分でシミュレーション結果と実際の流量変化がうまく合いません.
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