測量年月日 1997年6月1日・1998年5月26日・1999年5月2日・2000年5月28日 干拓事務所による「既設」「農地」堤防「かさあげ」工事のため2000年の測量から,0-60mの範囲が追跡できなくなりました.150mよりも沖のほうでは泥質だったため1998年時点で干潟面が低くなっていましたが,0-140mは砂礫質なので雨にたたかれるだけでは浸食を受けにくく,大きな変化は見られませんでした.しかし,流路が測点にかかっていたため,1999から2000年の間に130m付近での浸食が進み,局所的な低下が目立っています.
泥質干潟に比べ,植生の発達が遅れていましたが,2000年にはヨシやセイタカアワダチソウが本格的に繁茂してきたほか,本来見られなかったシチメンソウが入りこんでハママツナと共存しています. |
測量にあたっては国土地理院の水準点と測量成果を使用し(承認番号 平8九公第466号),調査地点の近くに複数の基準点を設定しました.
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長崎自然史仮想博物館 制作・著作 布袋 厚 2000年