測量年月日 1997年6月1日・1998年5月23日・1999年5月1日・2000年4月22日
水平距離230m付近に砂礫質の高まりがあります．これを境に沖（グラフで右）側では1997年から1998年にかけて泥が流され20cmほど低くなっていますが，その後は落ち着いています．高まりより陸（グラフで左）側では明瞭な変化は見られません．20-130mで変化しているように見えるのは測点の取り方が良くないためです．
2000年の時点で全体がほとんど植生に覆われました．また300-330m付近（標高T.P.-0.4mないし-0.6m）を中心に一面の水溜り（湿地）となっています．これらの変化により，浸食よりも堆積に適した条件が生じてきましたので，今後は洪水で調整池の水位が上昇したときに流入する濁り水により泥が堆積し，地面が上昇に転じる可能性があります．