諫早湾周辺低地の水路系統=内水域ブロック

諫早湾の目次
低地(在来干拓地)の浸水
諫早湾周辺の排水機場

 諫早湾周辺の低地は道路や旧堤防により,いくつかの流域に隔てられたいます.通常,異なる流域どうしでは水の行き来はありません.浸水の原因検証・シミュレーションなどは水路系統別に行なう必要があります.ただし,大洪水のときは水が道路などを乗り越えて,ほかの流域に移動する場合も考えられます.細分流域とは,ひとつながりの流域の中で相互に比較的独立した流れのまとまりを指します.

 なお,水系名は長崎自然史仮想博物館が現地調査で水路を追跡した結果にもとずき独自に決めました.農水省名は『洪水排水計画』(九州農政局諫早湾干拓事務所1997年3月28日)に掲載されている名称です.

水路の地図を見る
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記号細分流域流域名農水省名市町
A大塚湯田川吾妻町
B阿母吾妻町・愛野町
C城ノ前
D沖新田有明川愛野町
E大江愛野町・森山町
F釜ノ鼻釜ノ鼻森山町
G五ツ開二反田川仁反田川
H三ツ橋
I下名
J天狗鼻小野島小野島諌早市
K梅崎
L松崎
M仲沖仲沖
N中山小豆崎
O小峰
P西長
Q長田長田
R正久寺白浜白浜
S猿崎
図外小江小江高来町
犬木犬木

(注)J:天狗鼻水系の先端に小さく突き出したところは吉永開といいます.ここは面積が小さく,流入水路がないので浸水被害はあまりありません.そのため,あえて流域名などはつけませんでした.


このページを含む<諫早湾と防災>閉鎖保存版は有明海漁民・市民ネットワーク事務局が著作者から全面的な管理を委ねられ、独自に複製・配布・公開しています。著作者は諫早湾の問題からは手を引いており、質問等は受け付けていません。

http://www.fsinet.or.jp/~hoteia 制作・著作 布袋 厚 1999年